水をあげすぎても花は腐る
・前置き
人はそれぞれ自分なりの考えを持っていて育った環境や人間関係で
ある程度の性格・人格が形成されていくと思う。
知人で男性30代『和樹』と女性で30代『智子(仮名)』の
恋愛について書いていこう。
- 話 事情と出会い (1ページ)
- 話 不安 (1ページ)
- 話 合同経営 (1ページ)
- 話 口癖 (2ページ)
- 話 優位な格付け (2ページ)
- 話 解放 (3ページ)
- 話 大切なこと (3ページ)
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⑥話 解放
和樹、智子、美歩ちゃん、もはや職場に何をしに来ているのか
分からない状態である。
とうとうこの日がきた。
「ありがとう!やっと解放されたー!」
和樹が智子に対して送ったラインだ。
「もう別れましょう」と智子が和樹に送っていたのである。
和樹は毎日智子に説教や小言、対人制限をかけられていたから
やっと自由になれたと思ったのでしょう。
自分のした事を棚に上げて智子に
配慮が足りてないなと思っていたが
結局ちゃんとした話し合いもなくラインで関係が終わるような
結果となったが、美歩ちゃんに
かき乱されてしまった感が否めない。
そんな時、ラインで面白い内容が届いた。
『やきもちやきは、性欲が強いので浮気願望が強い。
そしてその願望を相手に投影して相手が浮気している
ところを想像して余計に嫉妬深くなってしまうのが
カラクリ。』
うん。これって智子のことだ。和樹と美歩ちゃんはキスまで
とは言ったが最後までやったと智子は目くじらを立てていたのだ。
和樹は他にも手を出している子がいるんじゃないか?
智子はちょっとノイローゼ気味だったのだろう。
⑦話 大切なこと
今回の件はどちらも、もう良い年齢なのに嫉妬がいき過ぎて
終わった恋愛にすぎない。
もっとどうにでもなったのでは?そう思わずにはいられない。
『お互いを思いやる心
寄り添ってあげる心
話を聞いてあげる心』
様々な気遣いが今回は欠けていたように思う。
和樹も「ありがとう!やっと解放されたー!」ではなく
「気持ちに応えてあげれなくてごめん。」とか
「智子の理想とする男性像にはなれないよ。」と
無理なら無理ではっきりするべきだ。
智子も毎日ガミガミしていたら
男性は逃げると分かっていたが抑えられずにいた。
『共依存』ともとれるような何だかスッキリしないが
どちらかと言えば智子が一度カウンセリングを
受けた方が良さそうだ。
お互い寄り添って思いやる気持ちがないと
成り立つことのない恋愛。
元はみんな赤の他人なのだ。
うまくやっていくには、譲り合う気持ちも持ち合わせないと
そのうち歯車がかみ合わなくなる。
年齢は関係ないであろう。思いやりがあるかどうかだ。